2002年日韓W杯の前、とある朝刊に「言葉がサッカーを強くする」という内容のコーナーがありました。
当時はまだサッカー後進国であった日本はプロであっても新しく知るサッカー用語があったくらいで、用語を知る=戦略・戦術を知るというのと同じ意味を持っていました。
これは育成年代でも当てはまり、新しいサッカー用語を知る=新しい価値を手に入れる→成長に繋がるとなります。
また、言語が共通認識できていなければ、コミュニケーションが取れないことは当たり前で、指導者が「これくらいの言葉は知ってるだろう」と思って発した言葉であっても、実は子どもたちはちゃんと理解できていないことも多く、コミュニケーションが一方通行ということも多々あります。
指導現場あるあるです。
ということで、昨日の中学生のトレーニングは試合翌日&グランド使用不可ということもあり、サッカー用語講座を行いました。
ちょっと準備不足で、込み入ったところが上手く説明できない落ち度はありましたが、予想通り、というか予想以上に、まぁサッカー用語を知らない知らない。
実情を知れば、小学生のとき指導していた指導者は泣けてくるんじゃないかと思うくらい知らない(笑)
河村コーチがいたら「お前ふざけんなよ!!」って言ってただろうなと思いました。
まぁそんなもんですよね。
スポーツや芸術など、その分野の本質を知れるのは17歳くらいからで、言語野の成熟度に比例すると言われています。
解らない、知らないのが当たり前で、中学生レベルで言語能力が高い子でも、「なんとなくこんな感じかな?」ってのが普通なんですよね。
逆に、そこを「解ろう」とすることで、より本質的なサッカーに近づけるものだと思います。
改めて中学生には資料を配布しますが、ご関心のあるかたはPDFを貼り付けておきますのでどうぞ!