サッカーを言葉で表現すると「1つのボールでゴールを奪いあう競技」と良く言われ、また、「強いチームが勝つのではなく勝ったチームが強いのだ」と言われます。
「上手いチームが強いのではなく強いチームが上手い」のも同義語になるかと思います。
上手さを競ってるのではなく、強さを競ってるといっても過言ではないでしょう。
そして、ゴールが生まれるのは、ミスが発端となったものと、ボールを奪ってから15秒以内=相手の守備陣形が整う前に攻めの先手を打ちフィニッシュまで持っていけたとき、そしてCK、FK、ストーインなどのセットプレーがほとんどとなります。
ミスは限りなく少なくしたいものですがミスのないゲームなんてありませんし、セットプレーのないゲームもありません。
それを前提に自分たちの意思だけで可能な限り無くすことができ、意識だけで多くを生み出すことができるのは、ボールを奪ってからの攻撃の速さと、ボールを奪われてからの守備の速さ。
切り替えというやつです。
逆に言えば、強さを競っている競技である以上、切り替えの部分の速さを競うことは大前提なのです。
では、切り替えを速くするにはどうしたらいいのでしょうか?
プレーを切りわけなければ(プレーを持続させれば)良いのです。
更に言えば、攻撃時はボールを奪われたときの守備のことを想定し、守備時はボールを奪った後の攻撃を考えく必要があります。
今日、中学生に「守備の1手目は攻撃している選手。攻撃の1手目は守備をしている選手なんだよ。」と伝えました。
表裏一体ってやつですね。
お子さんのプレーを観るとき、上手いかどうかではなく、強さの一員になっているかどうか=切り替えを速くしているかどうかを観ると、その活躍をまた違った角度から観ることができるかと思います。
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