サッカーだけではないけど、多くのスポーツにおいて視力はとても大切だと言われています。
もちろん静止視力ではなく動体視力
かといって、トップアスリートが全て動体視力が高いわけではないです。
そこには運動性能(脳が指令を出したもの、正しく動かせる力:神経伝達力)が大きく関係してきます。
逆もしかりで、運動性能を高めるためには視力が凄く関係します。
たまに、運動性能を高めるためのトレーニングとはどういうことかを理解してもらうために以下のこと子ども達にしてもらいます。
①目を瞑る
②両手を水平にあげてもらう
③目を開けて水平かどうか(ギャップを)確認してもらう
④そのギャップを埋めれるように微調整しながら①~③を繰り返し水平に近づける
それが性能を上げるということです。
早い話、狙って動作をして、狙ったものと実際の結果の誤差を知り、その誤差を埋めれるかどうか。
なので、狙っているものが脳にイメージできているか、狙って出た結果と狙いとの差を認識できているかが重要になります。
多くのスポーツで、そのディティールの差を認識するためにはある程度の動体視力を要します。
では動体視力とは何かといえば、眼球を動かす6つの筋肉の力で、眼球を動かすことで鍛えられます。
「眼球を動かしているか?」
そこが運動性能向上への1つのキーファクターとなります。
ジュニアのときは、判断に基づいた動作精度が低くても上手くいくことが多い。
別の表現をすれば、判断のない運動性能を高めるだけで上手くいくことが多いです。
なので、私はジュニアの子の資質を見極めるとき、結果が上手くいったかどうかではなく、どのタイミングで視る作業をし、どこまで視えていて、何をイメージしているかを見定めます。
その見定めに眼球の動きのチェック。
「ウチの子はどれだけ眼球を動かしてるかな?」と気にしてみると、また違った価値観で試合を楽しめるかと思います。