昨日というか、一昨日ある事件がありました。
毎回、解散時に行う円陣での声かけで、ある選手が
「明日は自分で弁当作ってきましょう!」と発し、
何人かが“あ!そうやった!”という顔をしていました。
事の発端は、先週のCY新人大会最終日に私が
「今年は何が何でも1部昇格することが最低限課されたタスク。その為には試合数も昨年より増える。キミらも大変だろうけど、キミらをサポートする親御さんはもっと大変なのだ。特に朝食や弁当、そして洗濯と試合があるたびに、日常生活より負担を強いられる。それに感謝しなければならないし、自分達で出来ることを自分達でやることができれば、その負担を軽減してあげれる。また、お父さん、お母さんがしてくれてることを自分達でやってみることで、それが当たり前とは思えなくなる。例えば、遠征の昼ごはんなんかは、エネルギー補給できれば良いだけなんだから、おにぎりとみかんがあれば晩飯までは繋げれるわけで、そのくらいは自分で用意しようと思えばできるだろう。おかずも欲しいなと思うならレンチンのものがあったりするんだから上手く使えばいい。」
と伝えたところから…。
いや…本当に親御さんには、ご迷惑をおかけしたというか…
説明不足でした。
「ただし直前に“自分で用意する!”って言ってもダメだぞ!ものには段取りがある。」
ということを伝え忘れていました。
作ってくれて当たり前、用意してくれて当たり前、そういう環境にある子が、初めから段取りのことを想定するわけもない…。
想定できていたら大したものです。
一昨日、萩組の帰りの私の車の中だけは「いきなり言っても逆にお母さんは怒ると思うよ。」と伝えましたが…
案の定…「コーチ!今朝は余計に大変でしたよ!」と…
ほんとすみません。
ご迷惑をおかけしますが、遠征時の昼食を自分で作ることが習慣化されれば…
1、時間の逆算、行程の逆算が必要となり段取りを意識できる。
2、将来、一人暮らしするときにある不安の1つが解消される。
3、誰もが親になったときに初めて感じる親への感謝の気持ちを前倒しできる。
などなど、メリットは多くあるかと思いますので、習慣化されるまでご迷惑をおかけいたしますが何卒宜しくお願い致します。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」